パフォーマンス的に力をこめて激しくストラムすることもありますが、
『ウクレレストラムは脱力が大事』とはよく言われていることだと思います。

そこで、脱力について自分なりに言語化することで理解を深めたいと思います。


脱力とはすなわち無駄な時間に仕事をしないこと。
ウクレレのダウンストラムに置き換えると、
ストラムする指が弦から離れた後に下向きの力をすぐ弱めること。
弦から離れたあとに下向きの力を加えても、出る音には全く影響がないからです。

それにはまず【重力】を使うこと。
力を加えて音を出すのではなく、ゆるめることで音を出す。
指を弦より上に持ち上げた筋力をゆるめることで、
重力に任せて指を落下させてストラムする。

そしてもう一つは【しなり】を使うこと。
急発進や急ブレーキの際に生じる慣性力や、
手首を軸に回転する際外側に引っ張られる遠心力を使う。

「うちわを扇ぐようにストラムするとよい」というアドバイスを聞いたことがあります。
【しなり】を使うことのアドバイスとしてはまさにこれが的確で、
指先がうちわの先にあたることをイメージすると更に理解が深まると思います。

羽生善治著「大局観」には下記の記述がありました。
一方的に入ってきた知識は、一方的に出ていきやすい。
しかし、自分で体得したものは出て行きにくい

そこで、ウクレレを使った練習もいいと思いますが、どこでもできる素振りをオススメします。
ぜひ繰り返し試してみてください。


自分が講師をつとめるワークショップでお伝えしていることを文章化してみました。
少しはイメージしていただけたでしょうか?
拙い文章ですが、初心者の方にはとっかかりとして、
弾ける方にはさらなる理解への一助となれば幸いです。

古屋晋一著「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」を読んで、
ウクレレにも応用可能だと思い記事にしてみました。

今後も様々なことの言語化を進めていきたいと思っています。


・ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム
http://kadokuratakahiro.blog.jp/archives/52138708.html