新年度の忙しさもあって
3冊しか読めなかったけど
話題作の「蜜蜂と遠雷」を含む全3冊。

どれもおもしろい本でオススメです。
GWの選書に役立ててみてくださいm(_ _)m


2017年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:828ページ
ナイス数:78ナイス

https://bookmeter.com/users/168044/summary/monthly


■蜜蜂と遠雷
ピアノの演奏シーンの描写が特にすばらしく、めちゃくちゃ面白かった。作者は音楽を言葉で表現するとは、「なんて無謀なことを」と思ったが、「なんと音楽と言葉は似ていることか」に変わったとのこと。(17.1.24読売新聞より)言葉は楽譜のようなものだ。自分で音を言葉にするのは難しいが、恩田さんの文章からは、確かに音楽が臨場感豊かに聞こえました。ウクレレ弾きとして琴線に触れる言葉がたくさんあり、めずらしく小説にふせんがたくさん付きました。
読了日:04月17日 著者:恩田 陸

ブログではもっと詳細書いてます。
・蜜蜂と遠雷
http://kadokuratakahiro.blog.jp/archives/52176002.html


蜜蜂と遠雷
恩田 陸
幻冬舎
2016-09-23



■紅茶の時間 The Teatime Book
イラストのかわいさとは裏腹に、内容はかなりの本格派。産地別の茶葉の特徴やおいしい淹れ方から、ミルクティーにあうミルクの項では牛乳・低温殺菌牛乳、加工乳についてなどていねいに解説されています。紅茶に対する熱い想いも伝わりますが、巻末の【「おいしい紅茶を飲むには、どうしたらいいんですか?」「まず、家に帰ります」】のコピーや、磯渕猛さんとの対談での「日本で紅茶を広めるためには、味や品質を追求するのも大事だけれども、生活に取り込んでいくことが大切」との考えに共感します。
読了日:04月14日 著者:山田 詩子
紅茶の時間 The Teatime Book
山田 詩子
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-02-27



■読書について 他二篇 (ワイド版岩波文庫)
3編収録のうち「読書について」目当てで読み始めたけど、「思索」が一番グサッときた。『単なる経験と思索の関係は食べることと消化し同化することの関係に等しい。熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは真に読者のものとなる。食物は食べることによってではなく、消化によってのみ我々を養う。』トゲのある文章だが、訳者によるあとがきの『わかることと賛成することは別である』の一文で腑に落ちた。
読了日:04月03日 著者:ショウペンハウエル




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